前回の満月前から感じていた奥の方のもやもや。
気配は感じてたけど目を背けてた奴がついにきたわ!
というわけでこのモヤモヤと向き合い始めました。
このワーク中、並行して断捨離もスタート。
(ちょっとヘビーな浄化をする時、わたしはお家の断捨離をする癖があります)
断捨離はインナーチャイルドとの対話の一つだと思っています。
なんで執着しているのかな?何を怖がっているのかな?
心に丁寧に問いかけて、耳を傾けながら確認していく自己セラピー。
私たちは劣等感を感じていることを、物で埋めているそうです。
心の中で欠けていると感じるから、物で代用しているのですね。
家の中にあるもので多くを占めているジャンルや似たようなものばかり増えているのは、
劣等感からくる執着を表しているとか。
もちろん人によってそのボリュームも深刻さも違いますが、家の中は心の状態が反映しているというのはありますよね。
わたしの場合、いつまで経っても持ち続けているものに本があります。
美しくて、うっとりできて、好奇心を満たしてくれて、すごいなぁって感動させてくれて、知識を与えてくれて、困ったときに調べたり確認したり必要なものもあれば、何年も読んでないのに持ち続けていたりするものも。
この数年で10分の1かそれ以下に減り、読書好きの方に比べたらうちの本なぞ微々たるもんですが、そもそも所有することが苦手なわたし。
おそらくもう必要ない、むしろすでに負担だと薄々感じているのに「好き」「必要」と言い訳して残している本が違和感になってしまっていました。
好きなものや必要なものは持っていればいいと思うのですが、今回は、本への執着が気になったんですね。なぜなら、わたしの心の中で根深い劣等感を生み出し続けているものと関わっているからです。
それが、今感じているざわざわもやもやと繋がっていたのでしょう。
本を手に取ってみると、持っているということで安心している本もありました。
そして専門書は特に、困ったときにこの本がなかったらどうしようとか、自分の自信のなさや不安を補うために手元に残しているものもありました。
「わたしはこの知識をまだ自分のものにできていない、まだ不十分だ」そんな声が聞こえてきました。
そして見えてきたのが、知性、知識のコンプレックス。
わたしはなんて劣っているんだろう。
知識が薄くて、知らないことだらけ。
気の利いた話題も提供できない、機転も効かない、言葉や表現も下手。
わたしはどこにいても個性がなくて存在感が薄い人間だ。
それがずっと昔からある、心の深いところにあるセルフイメージでした。
そしてもう少し上の意識の層では、このセルフイメージを隠すためのペルソナ(仮面)を作るわけです。
セルフイメージというのは幼い頃に両親に言われた言葉や、お友達に言われた言葉による影響も大きいし、元々の魂の性質による部分もあると思います。
わたしはいつもぼーっとしてる、何を考えているのかわからないとよく言われ、そしておしゃべりもとっても苦手でした。
一人で遊ぶのが好きで、物思いにふけったりお人形遊びや絵本の世界に陶酔している茫漠とした子。最近よく言われるHSPらしいですが、周りの想念や言葉がノイズというより針のようで、いつもそこはかとない疲労感を感じていたし、そのせいで感情を抑圧したり口下手だったのかなと思います。
たまに両親に対して、クソ生意気に意見を主張すると必ず怒られて締め出されるという体験から、おかしいのはあっちなのに、なんでわたしが怒られるんだ?子供だから?わたしは絶対間違ってないのに!!(どんな根拠だったんだかww
と、上手に説明できないことや大人を納得させられないことが悔しくて、物凄い怒りを感じていたのですね。
そして、うまく自己表現できない、理解してもらえないのは言葉や知識の未熟さのせいという知性コンプレックスが出来上がった。
わたしのホロスコープの9ハウス(哲学、専門知識、海外を表す)に土星があり、月と天王星とTスクエアであることからも窺えます。
成長してからもつねに現実感がなく、自分が何者かわからなく自己分離しているような感覚があって、それを埋めるかのようにアートに興味を持ち自己表現する方法を探していました。そしてさらに占星術に出会い、星と宇宙の深淵な世界に引き込まれました。
自己探求する楽しみ、果てしないものを追求する好奇心が満たされるのを感じながら、根底では欠乏感を埋めようと必死だったと思います。
宇宙の叡智が知りたいという探究心と同時に、知識を身に付けてハリボテの鎧をせっせとこさえていたわけですが、知性コンプレックスがアートと占星術を引き寄せ、わたしの人生を大きく変え、視点を広げ豊かなものにしてくれたと思います。
そして、ハッと前回の満月で書いたことを思い出したのですね。(遅いわ!!)
…
以下引用
過去の傷ついた体験、苦い記憶はチクチクと痛むけれど
その体験こそが自分自身の味わい深い魅力を作り出しているのです。
あなたが味わった苦味、渋味、酸味、辛味は
誰かにとっては複雑なグラデーションで描かれた美しい絵のようなもの。
素晴らしい「作品」を生み出す魅力です。
天秤座の満月は、
過去のネガティブな体験によって学んだものが、
唯一無二のあなたのアイデンティティを
より個性的で魅力的なものにしていることに気づくとき。
そしてその体験を完全に受け入れたとき、真の強さにもなっていく。
〜中略〜
ツォルキン「カオスと変容」より
肉体との強いつながりを通して、私たちを本物に呼びかける。
この地上での経験を通して、私たちが誰であるか、
唯一無二であることを発見し、
確実性を育むことがいかに重要であるかを示しています。
自己承認欲求や愛されたい願望から自分を解放し、
誇張された情熱のバランスを取り戻すことを可能にします。
自我の連鎖から自分自身を解放するために、
すべてを許す準備を求められています。
あらゆる瞬間に、すべてを手放し、自由に降伏して進化する機会を
何度も何度も与えてくれるユニークな瞬間。
……
いやまじで、自分で書いておいてまんまとハマっちゃった。
そしてこの劣等感にまつわる体験と感情をすべて受け入れるというのは、劣等感ゆえに人のせいにしたり、ジャッジしたり、傷つけたり、責めたりする己の未熟さも弱さも醜さもすべて『赦す』ということに他なりません。
人に対してしていることは、潜在意識下では自分自身にもしているので、劣等感に苦しむインナーチャイルドちゃんは、ずっと罰され続け、ダメ出しされ、そして赦されるのを待っているのです。
劣等感にまつわる感情は手放すことはできると思います。
でも、人と比べることから生まれる「劣等感」そのものは、私たちはエゴを持ち人と関わって生きている以上、完全に手放すことはできないのかもしれません。
手放すことができるとしたら、自分の弱さ、醜さ、未熟さ、そんな認めたくない自分も認めて、まるごとの存在として赦したとき。
そんなことがあって、1年前にみた過去生のビジョンで、胸の中に黒い龍を封じ込めていた黒魔術のシャーマン女性の癒しに繋がります。
このあやしい話はまた今度。
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